鳥取の「わらべ館」(鳥取市西町)のエントランスギャラリーで2月1日~8日、「鳥取養護学校校外作品展」が開催された。
鳥取養護学校の小学部~高等部の児童生徒の書・絵画・造形作品を展示する同展。子どもたちの日頃の学習の発表や自己表現の機会を設けること、外部の人に学校の様子や取り組みを広く知ってもらうことを目的に開く。これまでも毎年開いていたが、コロナ禍の影響で校外展示が中止となり、この3年間はウェブで展示していた。
展示作品は、子どもたちがそれぞれの実態に合わせて学習する中で、さまざまな工夫を凝らして制作したもの。小学部は素材の感触を楽しむ「感覚」の学習、中学部はグループ活動の中で制作に取り組んだという。会場には、子どもたちの力強い作品が、教職員で工夫した配置で並べられていた。
同校の岸純子教諭は「今回はわらべ館を借りて展示できたので、子ども連れの家族から高齢の方まで幅広い世代に見てもらえたのでは。学校のことを多くの人に知ってもらえるきっかけになれば」と話す。