鳥取市とりぎん文化会館(鳥取市尚徳町)で2月17日、「いっとこ、親と子、どんどこバザー」が開催された。
「鳥取の子どもたちに親子で楽しめる良質な舞台芸術を」というコンセプトの下、1972(昭和47)年から活動する鳥取おやこ劇場が主催する同イベント。子どものおもちゃや絵本、古着などの手作り品の販売、チェキや工作、スタンプラリーなど、体験型のコーナーが並んだ。
コロナ禍で控えられていたカフェコーナーも復活し、炊き込みご飯や焼き菓子なども販売。お昼時には座る場所がないほど人が集まった。
イベントの目玉である「子どもふろしき市」では、子どもたちが自宅から使わなくなったものを持ってきて販売。価格の設定やラッピング、陳列の仕方などの売り方を考え、他の子どもたちが販売している様子もうかがいながら、さまざまな工夫を凝らしている姿が見られた。
ミニイベントのエレクトーンコンサートには多くの人が集まり、演奏に聴き入った。
鳥取おやこ劇場事務局長の谷口なおこさんは「こどもふろしき市は、鳥取おやこ劇場特有のもの。リアルに店を出してものを売ることを通じて、子どもの学びや体験が深まる機会にしている。毎年工夫と試作を重ねて開催していて、今年も盛り上がって良かった」と振り返る。