若桜道の駅「桜ん坊」(若桜町)で4月20日、「第29号さくらオートバイ神社」がオープンした。
オートバイ神社は一般社団法人「日本二輪車文化協会」が認定する施設で、ツーリング拠点として地域活性化にも貢献する場所。今後、各都道府県に1カ所以上の開設を推進し、昨今増えつつある海外からの観光ライダーに巡ってもらうのも目的だという。
同神社は国道29号線沿いにあり、若桜町の町名に桜が付いているため、「第29号桜オートバイ神社」と命名された。オープニングイベントには数多くのライダーが集まり、規則正しく並べられた色とりどりのバイクが会場を彩った。参加者の中には、長崎県や愛知県など遠方から訪れた人の姿もあった。
同施設駅長の山根誠さんは「若桜町は天気の良い日には、兵庫県宍粟市から県境の峠を越えてやって来るバイク愛好家が多くいる。ツーリングスポットとして人気で、若桜町の観光にも役立つ。にぎわいの創出につながるきっかけになれば」と期待を込める。「これからツーリングやサイクリングを楽しむ人に対するサービスも考えていきたい。御朱印やステッカーなど、来た人が楽しめる企画やサービスを設けることで、『また来たい』と思ってもらえたり、街と人のつながりを生み出したりしていきたい」とも。