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鳥取砂丘にグランピング・キャンプ場・ゲストハウスから成る複合施設

夜のグランドーム 砂優(さゆう)
(写真提供=ヤマタ鳥取砂丘ステイション)

夜のグランドーム 砂優(さゆう) (写真提供=ヤマタ鳥取砂丘ステイション)

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 グランピング、キャンプ場、ゲストハウスの3施設から成る複合施設「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」の完成記念式典が4月19日、行われた。

ヤマタ鳥取砂丘ステイション グランピングドーム内観

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 同施設は鳥取県と鳥取市からヤマタホールディングス(鳥取市千代水)が借り受けたもので、ヤマタ鳥取砂丘ステイションが運営する。旧こどもの国キャンプ場、旧柳茶屋キャンプ場、旧サイクリングターミナルなどの施設をリニューアルし、滞在型の新しい観光拠点となることを目指している。

 同式典では、平井伸治鳥取県知事や深澤義彦鳥取市長があいさつ。その後、テープカットではなく、砂丘の砂から着想を得て、砂時計に模したオープニングサンドタイムを使い完成を祝った。

 ヤマタ鳥取砂丘ステイションの山田雄作代表は「鳥取砂丘は県の観光資源として有数のものだが、宿泊施設が少なく、観光客の滞在に課題があった。今回のグランピングやゲストハウスといった宿泊施設を構えることで、より多くの観光客にゆったりと観光を楽しんでもらいたい。鳥取の魅力を多くの人に届けられるきっかけにしていきたい」と意気込みを見せた。

 同施設は「グランドーム砂優(さゆう)」「キャンプビレッジ砂育(さいく)」「ゲストハウス砂縁(さえん)」から成り、幅広い旅行客の利用を目指すほか、インバウンドや女性など新しい滞在顧客獲得を目指す。

 グランドーム砂優(さゆう)には、2人~6人が利用できるスイートドーム、プレミアムドーム、ドックランドーム6棟のドーム型のテントを設置。1人1万2,700円(素泊まり)から宿泊できる。ドックランドームでは約400平方メートルの広さのドックランスペースを備える。支配人の藤原拓さんは「グランドーム砂優は接道込みで約2万平方メートルあり、敷地の広さを生かしたドッグランスペースではワンちゃんと思いきり遊べる。鳥取は星空もきれいなので夜の自然を楽しめたり、地元食材の鳥取和牛や大山豚などを使った鳥取ならではの食事も楽しめたりする」と話す。

 キャンプビレッジ砂育(さいく)は、最大50張のテントを張れるスペースがあり、デイキャンプから利用できる。料金は1人(張)1,100円。事前予約でテントやタープなどのレンタルや、食材提供も行う。

 ゲストハウス砂縁(さえん)は全15部屋あり、「8畳和室」「2階建てベット付き洋和室」の個室のほか、1人から利用できるドミトリー部屋がある。料金は1人2,750円~で、レンタルサイクルや土産の販売も行う。

 藤原さんは「鳥取一の観光地、鳥取砂丘を代表する施設にしたい。今回の鳥取砂丘ステイションのスタートによって、鳥取観光で滞在できる人を増やし観光拠点として成長していきたい」と意気込む。

 受付時間は10時~18時。予約は各施設の公式サイトで受け付ける。

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