ニューヨークを拠点に活躍する3Dアーティストが描いた作品を紹介する「チャールズ・ファジーノ3Dアート展」が12月4日から、丸由百貨店（鳥取市今町）のアートギャラリーで開催される。

展示作品「ガールズ・ショッピング」

　チャールズ・ファジーノさんはニューヨーク生まれ。幼少の頃に見た飛び出す絵本を基に、版画で複製カットしたピースを重ね合わせて奥行きを作り、立体感を出す独自の3Dアートの技法を確立。現在は米国オリンピック委員会公式アーティストとしてオリンピック大会の公式作品なども手がける。

　同展ではクリスマスリースの中でロンドンのエリザベスタワー、パリのエッフェル塔、ドバイのブルジュ・ハリファなど世界の都市の有名な建築物や名所を駆けるサンタクロースを描いた作品「サンタ・アラウンド・ザ・ワールド」、日本の富士山を背景に東京の観光地・新宿、原宿、渋谷、浅草、上野動物園や東京タワー、スカイツリーなどを緻密に描いた作品「メトロポリタン・トーキョー」、グッチ、プラダ、エルメスなど、世界のスーパーブランドのファッションアイテムと女の子のショッピングへの憧れと夢を詰め込んだ作品「ガールズ・ショッピング」を含む約40作品を展示。

　アートギャラリー担当者は「ニューヨークを中心とした世界の都市模様をはじめ、トム＆ジェリー、メジャーリーグ、子どもに人気の歯医者さん・ドクターシリーズなどバラエティーに富んだ色鮮やかで楽しい『飛び出す』世界を楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。

　開催時間は10時～19時。入場無料。12月10日まで。