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鳥取市中心市街地で「フクシ×アートWEEKs」 商店街をアートで彩る

ゲストのセイン・カミュ氏が登壇したフクシ×アートフォーラムの会場
(写真提供=アートスペースからふる)

ゲストのセイン・カミュ氏が登壇したフクシ×アートフォーラムの会場 (写真提供=アートスペースからふる)

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 障害とともに生きる人々のアートで鳥取市中心市街地の商店街を彩るイベント「フクシ×アートWEEKs2024」が10月19日~11月24日に開催された。

フクシ×アートWEEKs

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 2019年から続く同イベントは「障害と共に生きる人々への理解を深めるきっかけになること」を目的とし、街ぐるみで開催。鳥取市内のNPOや一般社団法人「アートスペースからふる」などで創作活動に励む人々の作品を中心市街地商店街の15カ所に展示した。

 期間中、鳥取市用瀬町のNPO法人「十人十色」のアーティスト・岸本さんと濱田さんの二人展「それぞれの色」、障害のあるアーティストが教育や保育の場に出向き園児らに創作活動を指導する「アートクル展」、ギャラリースペースで認定ギャラリー運営団体の作品を鑑賞できるアートギャラリー合同展「はーとをふるわせて4」、商店街のショーウインドーやシャッターにポスターやアートを展示する「まちなかアートポスター」「シャッターアート」、13店舗でアート作品を展示する「まちなかサテライトギャラリー」など多様なアート企画を展開した。

 実行委員長で一般社団法人「アートスペースからふる」理事長の妹尾恵依子さんは「法人を設立する前は、楽しむためのアート教室をやっていた。そこから教室に障害のある人が多く集まったり、作品を見た人が『販売しないの?』などと言ってくれたりした。その後、別のNPOに加わり、アートに特化した法人として活動して2019年にこのイベントを開催した」と、これまでの経緯を振り返る。

 妹尾さんは「以前はこのような作品展を開いても関係者しか来ないことが多く、一般に自分たちの作品や福祉のことが届いていないと感じていた。福祉は見えないバリアーのようなものがあり、自分たちの生活や日常に普通にあるものだと理解してもらうことが重要。街に溶け込むような作品展をすることで、福祉に触れるきっかけになればと思い、商店街の方々と協力して実施している」と話す。「イベントに限らず、アートを通じて多くの人が福祉について考え、理解するきっかけを作りたい。障害のある人たちが、創作活動によって自己表現や経済活動をできるような環境づくりをしていければ」とも。

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