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鳥取・佐治町産米を100%使う新商品発売 甘酒と塩こうじ

商品を持つ開発担当の信清建二さん

商品を持つ開発担当の信清建二さん

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 さじ弐拾壱(鳥取市佐治町)は11月10日、地元の米を使った新商品「たんぽり荘の甘酒」「たんぽり荘の塩麹(こうじ)」を発売した。

新商品の「たんぽり荘の塩麹」「たんぽり荘の甘酒」、姉妹品の「どぶろく どんでん返し」2種

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 佐治町は佐治川を中心に山に挟まれている細長い山村で、人口は約1500人。過疎化する同町で農作業受託・農地の維持管理、移動販売車による買い物支援サービスなど地域の仕事に取り組む「さじ弐拾壱」は、「山王谷キャンプ場」・宿泊施設「たんぽり荘」の管理・運営、地域おこしの取り組みの一環でどぶろく「どんでん返し」の製造販売も行っている。

 開発担当した信清建二さんは「もともと『どぶろく』のファンで、晩酌をしていたが、5歳の子どもがいるので、家族皆で味わえる商品を作りたかった」と2年ほど前から「どぶろく」の製造過程で使う「こうじ」を使った発酵食品の構想を練っていたと言う。その後同社に入社し、商品化した。同社では8年ぶりの地域商品となった。

 両商品は調味料としても使いやすいように「濃厚に」作られている。信清さんは「甘酒として飲むときは水や湯などで好みの濃さに薄めて飲むことができる。甘酒は適度に薄めて抹茶やココアを混ぜてアレンジしてもおいしい。塩こうじは野菜から肉や魚まで素材のうまみを引き出してくれるので、まぶして焼くなどシンプルな調理でもおいしい」と話す。

 こだわった点については、「自社生産の米と米こうじ、天日海塩などの素材、米のうまみが生きる精米歩合にこだわった。精米歩合は多くの一般家庭で作られるものより深く、量販店でよく売られているものより浅い削り具合にしている。販売会では試飲もできるので、ぜひ一度試していただければ」と呼びかける。

 価格は、「たんぽり荘の甘酒」(300グラム)=450円、「たんぽり荘の塩麹」(150グラム)=350円。商品は、通販サイト「とっとり市」、さじ弐拾壱(9時~5時)で販売。販売会は「道の駅 清流茶屋かわはら」(鳥取市河原町)で11月17日、12月8日・22日、2025年1月19日、2月9日、3月9日、3月23日に行う。開催時間は10時~16時。

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