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鳥取のスープ専門店「soup365」が1周年 「おやつ365」も販売開始

soup365を経営するcocoto代表の佐々木さん

soup365を経営するcocoto代表の佐々木さん

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 鳥取・田島の住宅地にあるシェアスペース「スペースソラ」(鳥取市田島)内のコンテナハウスで営業するテイクアウトスープ専門店「soup365(スープ・サンロクゴ)」が6月11日で1周年を迎える。

soup365のメニュー(発酵ビーフシチュー)

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 経営は、料理講師・料理教室・レシピ提供・メニュー開発のほか、登録制在宅ワーカーと企業とをつなぐアウトソーシング事業や起業サポート事業などを展開するcocoto。飲食事業を始めたきっかけについて、代表の佐々木よしみさんは「子育て世代向けに行う料理教室で食の安全などを伝える立場だったが、もっと広く、いろいろな世代の人に(食の安全を)届けたいという思いから始めた」と話す。

 「どんな店がいいのか調べる中で、赤ちゃんの離乳食からスタートして、お年寄りまで幅広い世代に、どこの国の人であっても誰しもがスープにはなじみがあるのでは」という考えから、スープを提供する店に決めたという佐々木さん。「365日毎日、誰かの力になれたら」という思いから「スープを彩る365日」というコンセプトと「soup365」という店名が生まれたという。

 同店はテイクアウト販売するほか、近隣の企業へのデリバリー、イベントなどへのケータリングサービス、ECサイトでの販売も行う。

 定番メニューは、「季節のポタージュ」「きのこたっぷり酸辣湯(サンラータン)」「発酵ビーフシチュー」「食べるミネストローネ」「スープカレー」「ごろっとオニオンスープ」のほか、季節の行事に合わた限定スープも月替わりで販売する。レギュラーサイズ(約250ミリリットル)は550円~、ラージサイズ(約350ミリリットル)は880円~。「塩むすびだけを購入する男性もいる」と佐々木さん。鳥取県八頭町で栽培された星空舞で作る「塩むすび」(165円)も人気だという。

 食の「安心」と「安全」を届けることを大切にするという同店。地元鳥取県産に可能な限りこだわり、自家製の発酵調味料を使うが、市販のだしなどは使わない。佐々木さんは「余剰野菜や規格外野菜を積極的に仕入れることによって、農家とお客さまをスープを通してつないで、循環社会を目指していくことも目標」とも。

 1周年について、「飲食店は何店舗もある。その中から今日一日食べる3食の内の1食を選んで食べてもらえるのは、とても貴重なこと」と振り返る。

 1周年を迎えた6月11日、おむすびに使っている星空舞の米粉で作ったおやつ「おやつ365」の店頭販売とネット販売を新たに始めた。鳥取県産の野菜を粉末にした、クッキー、カヌレ、マカロン、レモンケーキなども今後販売する予定。佐々木さんは「毎日のおやつの一つに選んでいただければ」と話す。

 営業時間は11時~16時。土曜・日曜・祝日定休。

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