鳥取県が「シン・とっとり育児の日キャンペーン」を始めるのに合わせ、6月17日、キックオフ宣言イベントを鳥取県庁で開いた。
鳥取東高校の書道部による書道パフォーマンスの様子(写真提供=鳥取県)
鳥取県は2025年に県内企業の男性の育休取得率85%を掲げ、同キャンペーンを通して子育て応援の機運を高め、男性の育児休業取得が当たり前になることを目指す。担当の鳥取県子育て王国課の居川凌さんは「世の流れとしても、男性の育児休業には前向きになってきたが、それをさらに当たり前にしていこうという取り組み」と話す。
当日は、鳥取東高校書道部8人がオープニングアクトで書道パフォーマンスを披露。縦2.5メートル、横5メートルの紙に「みんな育休とっとりけん」などの文字を大書きした。イベントに参加した書道部部長の北村映果さんは「学校の授業でも男性の育休に触れる機会があり、企業が育休を応援してくれるのは、自分が会社を選ぶときのポイントにもなる。鳥取県が一丸となって育児休業が取りやすく、若い人が将来希望あふれる鳥取県を目指してほしい」と期待を寄せる。
同キャンペーンでは9月15日まで、「みんな育休とっとりけん」をキャッチコピーとしたイラスト・ロゴマーク、育児について感じている笑えて泣けるエピソードなどの作品を県内から募集する。居川さんは「エピソードを通して、育休を取るか悩んでいる人や子育てをする人の励みになれば。ぜひ自身の体験談などを応募していただき、鳥取県一丸となって子育てを応援していきましょう」と呼びかける。