さまざまなジャンルのアートを集めた企画展「アートって、なに?」が6月29日から、鳥取県立博物館(鳥取市東町)で開催される。
7種類の体験型現代アートや同館蔵作品、海外で活動する作家の作品などをそろえる同展。期間中、関連イベントとして作家によるトークイベントとワークショップも、それぞれ4回ずつ開く。
同展は、2025年3月に予定されている「鳥取県立美術館」の開館で、同館から美術部門が移管されるため、博物館での開催は事実上、今回が最後となる。
同展を担当する友岡真秀さんは「美術部門として、この会場で企画を打つのは事実上、今回が最後。できる限り多くの人にアートを楽しんでもらえるように、体験型でいろいろなジャンルをそろえた。タイトルの通り、『アートとは何か』を考えてもらえれば。答えのないものだからこそ、疑問を持ってもらうきっかけになれば」と話す。「今回の企画には、アートを五感で体験して、新たな気づきや感覚を得られるような仕掛けがある。展覧会をきっかけに、日常生活にあふれているアートを楽しめるような人が増えてくれれば」とも。
開館時間は9時~17時。観覧料は、一般=1,000円、大学生・70歳以上など=800円。8月25日まで。