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鳥取・中心市街地の路上でジャズ・フェスティバル 全国から24組出演

過去に開催された「鳥取JAZZ」の様子(写真提供=鳥取JAZZ実行委員会)

過去に開催された「鳥取JAZZ」の様子(写真提供=鳥取JAZZ実行委員会)

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 ジャズ・フェスティバル「鳥取JAZZ 2024」が4月26日~30日、鳥取中心市街地の路上などを会場に開催される。

過去に開催された「鳥取JAZZ」の様子

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 ジャズ演奏やワークショップ、ジャズをテーマとするアート展などを行う同イベント。2011(平成23)年に初開催し今年で14回目となる。

 「ジャズはコアなファンで固まっている感じがあり、なかなか一般の人に広がらない印象があった。街中で普通の人が通りを歩いている中で演奏して、ジャズを皆さんに見てもらおうと思ったのが始まり」と振り返るのは、自身もジャズピアニストとして音楽活動をする菊池ひみこ実行委員長。

 「最初はどうなるかと思ったが、おじいちゃん、おばあちゃんが足を止めてリズムを取って聴いてくれたり、子どもが前に来て踊り出したり、思いのほか反響があった。それから14年、ずっと続いている」という。「今では初期に参加してくれていた大学生が就職で県外に出てしまったが、名古屋や東京などから参加してくれている」とも。今年も全国のアーティストから参加申し込みがあり、審査を通過した24組のジャズミュージシャンによる街中での演奏や、大学生や地元ミュージシャンによるジャズセッション、ジャズをテーマとしたアート展を繰り広げる。

 26日~29日は駅前サンロード商店街にある「ギャラリーそら」で「ジャズ×アート展」を開催。造形作家、徳持耕一郎さんやイラストレーターのClara(クララ)さんの作品展示のほか、公募で集まったアート作品も同時展示する。夜は、ライブハウス「アフターアワーズ」で「セッションナイト」を開催。学生や公募で集まったメンバーなどによるセッションを4日連続で行う。

 29日は「鳥取市花まつり」と同時開催。鳥取本通商店街前の若桜街道が歩行者天国となり、花苗販売、花の体験コーナー、飲食コーナー、お茶席などで街中がにぎわう。当日は同歩行者天国など4カ所で全国のジャズミュージシャンによるライブ「鳥取まちなかJAZZ」を行う。

 最終日の30日は「アフターアワーズ」で、ユネスコが主催する「国際ジャズ・デー」を祝い「INTERNATIONAL JAZZ DAY Celebration Live」を開催。アメリカの三大ジャズフェス「デトロイトジャズフェスティバル」に出演予定の鳥取大学JAZZ&FUSION研究会「The Bop’s」のほか、ゲストとして菊池さんと片山士駿さんが出演する。

 菊池さんは「子どものためジャズのワークショップに来てくれている子どもたちが、また(何年後かに)バンドを組んでこのイベントに出てくれたり、鳥取大学JAZZ&FUSION研究会の学生たちが就職で県外に出てしまっても、このイベントの時は自分たちで作ったバンドを連れて、鳥取に戻ってきてくれるなど、色んなつながりが生まれていけば」と期待を込める。

 開催時間は11時~22時(イベントにより異なる)。入場無料(一部有料)。

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