「豊乗寺(ぶじょうじ)サマースクール」が7月20日、豊乗寺(智頭町)で行われる。主催は篭富会(ことみかい)。
2009(平成21)年に発足した同会は、智頭町出身者を中心に有志で集まったメンバーで活動する。子どもの数が減少し、小学校が統合されたのを機に、「地域の子どもの交流の機会や学びの場を提供したい」という思いから立ち上がったという。
同会メンバーで豊乗寺住職の平井明博さんは「地域の子どもが減っていて、町の活性化が必要と感じていた。昔の寺子屋のような場所を作り、子どもたちが交流できる場所を作りたいと思った。豊乗寺は、国宝『絹本著色普賢菩薩像(けんぽんちゃくしょくふげんぼさつぞう)』やその他重要文化財を所有する貴重な寺。この町のシンボルとして、子どもたちやそれ以外の人に広く知ってもらいたいという思いから、イベントの開催場所としてきた」と話す。
当日は「写経体験」「キッズヨガ」「四国八十八カ所地蔵巡り」「そうめん流し&バーベキュー」などを行う。
会長の西尾和彦さんは「昨年は45人が参加し、にぎわった。子どもは集中して写経体験やヨガを楽しんでくれた。普段味わえないこうした機会はやはり大切。夏休みの思い出作りのため、いろいろな体験をしてもらい、当寺やこの町のことを知ってほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は9時~14時。参加費は、大人=1,500円、子ども=1,000円。申し込みは7月15日まで受け付ける。