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「津ノ井」駅を再現したジオラマお披露目 公共交通機関への関心高める

JR西日本・因美線「津ノ井駅」周辺のジオラマ

JR西日本・因美線「津ノ井駅」周辺のジオラマ

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 JR西日本・因美線「津ノ井駅」周辺のジオラマに、地元を走る鉄道の模型などを走らせる「鉄道模型走行会」が8月6日、鳥取環境大学サスティナビリティ研究所(鳥取市若葉台北)で行われた。

「鉄道模型走行会」で鉄道模型を操縦する様子

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 主催したのは同大サークル「交通研究同好会」。同サークルは公共交通機関の利用者減少問題に対して課題に取り組み、主に利用者側の意識を高める活動を推進。2023年6月から鳥取県内で開かれる相乗り型公共交通「とりモビ」や「自動運転バス」などのPR活動イベントなどをサポートする。

 「今期は交通機関に関心のない人との接点を設けたい」と話すのは同サークル会長で、経済学部4年の竹村和晃さん。「いつも見ている地元の風景などのジオラマを作れば、地元の人や子どもたちに興味を持ってもらえるのでは」と、同大最寄り駅である津ノ井駅を再現したジオラマ制作に4月ごろに着手。「ジオラマ作りは今回が初めて」というメンバーも多く、授業の隙間時間などを活用しながら試行錯誤を重ね、約4カ月を経てお披露目となった。

 当日は、入場時に「環境大学前駅」と書いたオリジナルの記念切符や地元鉄道のペーパークラフトを配布。開場早々近隣の小学生6人が来場し、興味深そうにジオラマを見物した後、順番に鉄道模型を操縦するなどして楽しむ様子が見られた。当日は総勢50人ほどの来場があったという。

 島根大学「鉄道研究会」のメンバーも訪れた。早朝6時ごろに松江駅を出発し、津ノ井駅を見物した後に訪問。持参した山陰を走るキャラクター鉄道をモチーフとした鉄道模型を走らせた。

 イベントを終え、竹村さんは「思いのほか、いろいろな人が来てくれて、やったかいがあった。駐輪場の自転車が傾いているところなど、日常風景を再現した点を喜んでもらえるなど、欲しいと思っていた感想がもらえた」と振り返る。今後については、「このイベントで『津ノ井の自治会にも展示すれば』という声ももらった。このジオラマは分離して持ち運べるのが特徴。声をかけていただければ、どこでも出向いて展示する」と意気込む。

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