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鳥取・岩美町「海ごはん×カフェ Continuar」が2周年

社長の山根志乃さん

社長の山根志乃さん

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 「海ごはん×カフェ Continuar(コンティノアール)」(岩美郡岩美町)が9月23日で2周年を迎える。

鳥取・岩美町「海ごはん×カフェ Continuar」が2周年

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 1978(昭和53)年に建てられた古民家を改修し、ランチとスイーツを提供する同店。経営する「いまココ」(岩美町)社長の山根志乃さんは福祉の仕事に20年以上携わり、介護人材の育成も行っていた。山根さんは「介護業界の保険制度や働き方などの制限から、介護を必要とする人に手を差し伸べられないことに不自由さを感じていた。介護業界で自分を犠牲にして働き、心が折れてしまうスタッフも見てきた。そうした中、45歳の時にヨガと出合い、自分自身と向き合うことの大切さを知り、『もっと広い場所で、人の居場所づくりがしたい。心も体も満たされる場所をつくりたい』と思った」と振り返る。

 山根さんは「おいしいご飯、お客さまの心を満たすような接遇、心地よい空間の3つを大切にして2年間、トライ&エラーを重ねてきた。来た人が『本来の自分を思い出してもらえるような場所』を目指し、カフェでは地元の食材を使ったランチを提供し、食による充足感やエネルギーを補充してもらえるようにしている」と話す。併設するレンタルスペース「Community house いま、ココ。」では、ヨガやヒーリングのイベントを行っている。「2階は貸し出していて、事業をしている人がいたり、ここで開催するイベントを足がかりに自分の事業に展開したりした人もいる。そうしたきっかけや出会いなども提供していければ」とも。

 メニューは、「本日の小丼とカキフライ」「塩サバのオリジナルだし漬け焼き」などの「海のランチ」、「大山豚の生姜(しょうが)焼き」「大地のハーブ鶏の唐揚げランチ」などの「お肉のランチ」(以上1,430円~)を用意。スイーツは、ミルクレープ、レアチーズケーキ、オペラ、宇治抹茶ケーキ(以上550円)、Continuarスペシャルプレート(1,800円)などもそろえる。「地元の人はもちろん、遠方からもお越しになったり、お子さま連れから高齢者、車いすの人まで幅広く利用されている。店は4人で回しているが、1日80食提供することもある」という。

 「お客さま、スタッフ、地域の方とつながりながら、人の喜ぶことを自分の事業を通してやっていきたい。カフェとヨガやヒーリング、ワークショップなどを実施するレンタルスペースの隣で宿泊業も始めたい」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時~14時、カフェ=14時~17時30分。火曜定休、月曜不定休。

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