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鳥取砂丘で「ギブミーベジタブル」 入場料は食材、料理人が即興で調理

鳥取砂丘で行われる「ギブミーベジタブルイントットリサキュウ」を主催する「発酵食堂 かもすで」店主の段塚さん(写真提供=発酵食堂 かもすで)

鳥取砂丘で行われる「ギブミーベジタブルイントットリサキュウ」を主催する「発酵食堂 かもすで」店主の段塚さん(写真提供=発酵食堂 かもすで)

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 参加者が持ち寄った食材を使い、料理人が即興で料理を提供するイベント「ギブミーベジタブルイントットリサキュウ」が2月23日、「ヤマタ鳥取砂丘ステイション 鳥取砂丘フリーサイトキャンプ CAMP VILLAGE『砂育(さいく)』」(鳥取市浜坂)で開催される。

2020年に鳥取で初開催された「ギブミーベジタブル」の様子

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 「ギブミーベジタブル」は、入場料として野菜を持ち寄り、料理人がその場で調理し、参加者で分け合って食べるイベント。2010(平成22)年に始まり、全国に広がったほか、近年は海外でも行われているという。鳥取県では2回目の開催。野菜に限らず、米、肉、魚などの食材を入場料として受け付ける。

 開催の経緯について、主催する「発酵食堂 かもすで」店主の段塚俊彦さんは「お金を使わずに、みんなが自分のできることを交換して暮らすのは面白いと考えてきた。各地で行われているさまざまな『お金を使わないイベント』にも影響を受け、鳥取で初めて開催されたギブミーベジタブルの運営に携わった。初回は室内で開催し50人ほどが参加したが、規模を拡大し、県内外の人が交流できる場にしていきたいと考え、今回、鳥取の象徴である鳥取砂丘で開催することにした。プレイベントとして試験的に行い、今後は毎年開催したい」と話す。

 料理人は鳥取県内の飲食店店主をはじめ、京都や福島など県外からも参加。前回も参加したピザ店の料理人は、ピザ生地を持参し、入場料として持ち寄られた食材を使って焼く予定。運営には約20人が関わり、即興料理のほか、「何が提供されるのかは当日のお楽しみ」だという。

 現地では地元産の野菜やフルーツ、飲み物の販売も行い、購入した食材も入場料に充てることができる。

 段塚さんは「参加する予定の知り合いでは、米屋さんが米、みそ屋さんがみそ、ジビエハンターがジビエを持ってきてくれる予定。大量に収穫した野菜や、冷蔵庫にある豚肉1パックも入場料にできる。ミカン1つでも入場料にできるので、食材を通じてコミュニケーションを楽しみたい人に、ぜひ来てもらえれば」と参加を呼びかける。

 開催時間は12時~。箸、皿、コップの持参を呼びかける。

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