
ジャズ・フェスティバル「鳥取JAZZ 2025」が4月26日から、鳥取中心市街地の路上などで開催される。
今年は15回目の節目を迎える。目玉の一つは、米デトロイト市から来日する「Detroit All-Star Generations Sextet」の出演。同バンドは、世界三大ジャズフェスの一つ「デトロイトジャズフェスティバル」との相互交流により来県が実現。30日には演奏に加え、地元学生などを対象にしたジャズワークショップも行う。
翌5月1日には「15周年記念スペシャルコンサート」を開催。デトロイトバンドに加え、同フェスに学生として鳥取から初めて出演したバンドに、鳥取を離れたメンバーに代わりジャズピアニストの菊池ひみこさんが加わった「井上拓美Quartet」、鳥取大学Jazz&Fusion研究会の有志による「Bumpkin Pumpkin Jazz Orchestra」が出演する。
26日~29日は、駅前商店街にある「ギャラリーそら」で「ジャズ×アート展」を開催。造形作家・徳持耕一郎さんや、イラストレーター、Clara(クララ)さんによる作品に加え、公募で集まった音楽やジャズをテーマにしたアート作品を展示する。
29日は、「鳥取市花まつり」との共催で、若桜街道が歩行者天国になる。花の苗の無料配布や露店が並ぶ中、全国から公募で選ばれたジャズバンド23組が街角4カ所で演奏する「鳥取まちなかJAZZ」を繰り広げ、街中に音楽が響く一日となる。
ライブハウス「アフターアワーズ」では26日~29日、「セッションナイト」を開催。27日の「スチューデントセッションナイト」では学生が主役となる。
実行委員長の菊池ひみこさんは「ジャズに親しみがない人にも届くよう、街中で演奏する形を続けてきた。今では学生たちが主体となって動き始めているのが何よりうれしい。鳥取にいながら、本場の空気と若い世代の熱量の両方を感じてもらえたら」と話す。
開催時間は11時~22時(イベントにより異なる)。「ジャズ×アート展」は入場無料。コンサートやワークショップは一部有料。5月1日まで。