「八東ふるさとの森祭り」が7月13日・14日、八東ふる里の森（八頭町）で開催される。主催は、農業支援や施設運営事業を行い、八頭町から同施設の指定管理を受けるエルボスケ。

　日本三百名山の一つに選ばれる扇ノ山（八頭町）の山開きとして行う同イベント。扇ノ山は一面にブナが生え、珍しい野草や動物などが生息する。野鳥の観察ができる山として知られ、アカショウビンやコノハズクなどを観察するために全国から野鳥ファンやカメラマンが訪れるという。

　13日は10時から渓流サウナ体験やピザ作り体験を行い、12時から地元食材を使った即売と試食の会「ふるもりマルシェ」を開く。19時からは「ふるもり星空観測会」を実施。14日は、7時からバードウオッチング、8時30分から滝トレッキング、10時から渓流サウナ体験やヤマメのつかみ取り体験、14時から箸作り体験を予定する。

　エルボスケの日下部誠さんは「この施設や自然の魅力を多くの人に知ってもらえるために、イベントは他にもいろいろやっている。その中で、今回のイベントは毎年行う山開きイベント。ただ、今年は大雨の影響で工事を行っているため山頂に登れない。代わりに、いろいろなアクティビティーを用意しているので、多くの人にこの自然の豊かな環境でイベントを楽しんでほしい」と呼びかける。「ただ、豊かな自然を壊さないようにも注意してほしい」とも。

　参加無料。事前予約制。申し込みは八東ふる里の森ウェブサイトで受け付ける。