鳥取・末広温泉町のバー「chronicle（クロニクル）」（鳥取市末広温泉町）が3月21日で1周年を迎えた。

BAR chronicle

　同店はカクテルを中心に提供するバーで、「初心者でも入りやすい店」をコンセプトに経営する。店名の「chronicle」には年代記の意味があり、「来店した人の思い出に長く残る場所として存在したい」という願いを込める。

　結婚を機に鳥取に移住した店主の井上修治さんは「20代のころにバーテンダーとして働いていて、自分の店を持ちたいと思っていた。今の物件がたまたま見つかり、コロナ禍が落ち着いたタイミングで挑戦してみようと思い独立した」と話す。

　「ノンアルコールカクテルを中心に、お酒が飲めない人でも訪れやすい店づくりを意識している。店を出す時に、周囲の人が『お酒が飲めないから行けない』『子育てがあるから行けない』などと言っていたので、お酒が飲めない人でも楽しめて、気軽に訪れられる空間にしたいと思った」という。

　セット料金（500円～）、カクテル（800円～）、ウイスキー（500円～）を提供。つまみや魚介類もそろえるほか、客の好みに合わせて提供する。

　井上さんは「まだ認知されていない部分もあるが、これからも店を続けていきたい。来てくれた人が少しでも幸せになってもらえるようにしたい」と意気込む。

　営業時間は20時～翌2時（金曜・土曜は19時～、日曜は24時まで）。水曜定休。